【コラム】やさしく解説!遠赤外線と空調、そして輻射空調のすごさ

だんだん暑くなってきましたね。
実は弊社でつくっている輻射空調は「トンネルにいるかのようなひんやり感」を作ることができるんです。
それも遠赤外線のおかげ。
今日はこの遠赤外線についてご説明したいと思います。

遠赤外線ってどんなもの?

遠赤外線は、私たちの目には見えないけれど、太陽やストーブ、こたつなどから出ている“あたたかい光”です。
この光は「電磁波(でんじは)」というグループに入っていて、光や電波の仲間です。
遠赤外線の波長は3マイクロメートル(μm)から1ミリメートル(mm)くらいで、ちょうど人や物の分子がふるえる速さとぴったり合います。
だから、遠赤外線が体や物に当たると、その中までじんわりあたたまるのです。

たとえば、冬にお日さまの光を浴びると、空気は冷たいのに体がポカポカしますよね?
それは遠赤外線が体に届いて、体の中の分子をふるわせて熱に変えてくれているからなのです。


熱の伝わり方と遠赤外線

熱の伝わり方には3つあります。

  1. 伝導(でんどう):フライパンの取っ手が熱くなるように、物と物がくっついて熱が伝わること
  2. 対流(たいりゅう):エアコンやストーブの温風のように、空気や水が動いて熱が伝わること
  3. 放射(ほうしゃ・輻射):遠赤外線のように、空気を通り抜けて光として熱が伝わること

遠赤外線は「放射(輻射)」の代表で、空気をあたためるのではなく、体や物に直接エネルギーを届けてくれます。
だから、遠赤外線を使った暖房は、空気が冷たくても体があたたかく感じられるのです。


遠赤外線の健康・美容効果

遠赤外線は、健康や美容にもいい影響を与えることが研究でわかっています。
日本の医療機関の実験では、遠赤外線を使った治療で血の流れが30%以上もよくなったり、冷え性の人の7割以上が「体があたたかくなった」と感じたりしています。
遠赤外線は、血管を広げて血の流れをよくし、体の中の新しい細胞を作るはたらきを助けてくれます。
そのため、冷え性やむくみ、疲れの回復にも役立つのです。


遠赤外線と空調の関係

遠赤外線は、空調にも使われています。
ふつうのエアコンは、空気を冷やしたりあたためたりして部屋の温度を変えます。
でも、遠赤外線を使った「輻射空調(ふくしゃくうちょう)」は、天井や壁、床にあるパネルから遠赤外線を出して、直接人や物をあたためたり冷やしたりします。

輻射空調のしくみ

  • 天井や壁、床に冷温水を通す素材を取りつけて、そこに温水や冷水を流します。
  • パネルから遠赤外線が出て、部屋の中の人や物に直接届きます。
  • 風が出ないので、空気が動かず、ほこりも舞い上がりません。

輻射空調のメリット

  • 風がないから肌にやさしい:エアコンのように風が出ないので、肌が乾燥しにくく、ほこりも舞いません。
  • とても静か:動く部分が少ないので、音がほとんどしません。寝ているときや勉強中も快適です。
  • 部屋全体が快適:空気だけでなく、体の中までじんわりあたたまるので、部屋のどこにいても快適です。
  • 省エネで電気代もお得:ある体育館では、輻射空調にしたら電気代が約6割も安くなったという例もあります。
  • 健康にもいい:風がないので、アレルギーやぜんそくの人にもやさしいです。
  • 温度の変化がゆるやか:急に暑くなったり寒くなったりしないので、体にやさしいです。

輻射空調のデメリット

  • 設置に工事が必要なことがある:天井や壁、床にパネルをつけるので、家を建てるときやリフォームのときに計画するのがベストです。
  • すぐに部屋全体を冷やしたりあたためたりするのは苦手:エアコンのように一気に温度を変えるのは苦手で、じんわり効いてくるタイプです。
  • パネルの面積が広い方が効果的:小さいパネルだけだと効果が出にくいので、広い面積に設置する必要があります。

まとめ

遠赤外線は、目には見えないけれど、体や物をじんわりあたためてくれる光です。
この力を使った「輻射空調」は、風が出ず、静かで、部屋全体をやさしくあたためたり冷やしたりできる新しい空調です。
健康や省エネにも効果があり、これからの時代にぴったりの空調方法です。

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参考・引用元